daiheiの日記

思いついた時に詩を置いておく場所

下らない最高の世界

最低って誰かに言われて

下らないと罵られて

馬鹿みたいだって突き飛ばされて

何度だって裏切られた

 

そんな自分はいうほど要領が良いわけでもなく

人前で演技をするのは苦手で

疎外感を感じることがあったりしても

愛想笑いすらも作れない

そんな不器用な自分が嫌いで

いなくなっちまえって

そんなこと考えたときもあったさ

消えてしまえなんて罵られて

この役立たずって誰かに言われて

心が折れそうにもなって

なんとか上手く取り繕うとしても

 

うまい具合にやって行くことが出来ない

自分を罵倒する誰かなんかより

そんな自分が大嫌いだったさ

でも、こんなろくでもない人生だって

捨ててあるボロ雑巾よりはマシだって

ここまでなんとかやってきたさ

例え自分がどうやって、どう思ったって、何やったって

地球はいつでもはグルグル回ってる

星空はいつでもキラキラ光ってる

時間はカチカチ進んでる

どんだけ苦しくて

気が狂いそうなときだって

いつでも心のどこかで

もったいないってさ

変えたいってさ

そう思ってたんだ、当たり前のことだろう

別に優等生じゃなくたっていい

世間のはみだし者でかまわない

逆にいなくても、いても同じって言われんなら

好きなように生きればいい

開き直って

グチグチ考えてる暇があったら

この世界にケリでも入れて

ふざけんな、って言ってやる

初めは痛い、心があるから

でも案外、慣れてしまえば大丈夫

なんだ、生きるって簡単なことじゃないか

自分のやりたいようにやるって簡単なことじゃないか

なにを難しく考えてたんだ

なにを怖がってたんだ

世間を突き放してたのは自分じゃないか

異端児って決め込んでたのは自分じゃないか

差し出された手を掴めなかったのは自分じゃないか

もう、無理だって諦めて

誰とも関わりたくないって悲観して

一人の方が楽だって思ったりして

そんなことも考えたけどさ

結局のとこ

「僕は一人じゃ生きられない」

一人で生きていけるなんてそんなやつ

この世に存在しないだろう

今こうしてる瞬間、直接誰かと話してるわけじゃなくても

人は人と繋がってる

だって簡単なことじゃないか

この世の全ては、自分が作ったわけじゃないだろう

あいつがこうだからって、自分を変えることはない 

自分を殺すことはない

ありのままでいいじゃないか

でも、自分を変えることは大事なんだ

誰かにろくでなしって言われるより

自分でろくでなしって思う方が馬鹿げてる

人生なんか一回しかないってわかってんだから

どうせなら、変えられるものは変えてやれ

開き直って、進んでやれ

この下らない、つまんない世界が大好きだ

完璧なものなんかより、よっぽどやりがいあるじゃないか

よっぽど生き甲斐があるじゃないか

ひとつだけ決めてみよう

「死ぬ時に、笑ってられりゃそれでいい」

その時に笑ってられることができたなら

きっとそれはそれなりにでも

人生ってやつを楽しめたってことだ

毎日ひとつでも笑って

なにかひとつでも変えていって

最終的に持ちきれないくらいの思い出持って

棺桶ってやつに入ってやろう

もし見送ってくれる誰かがいたら

俺は絶対笑って、こういってやる

ほんっと下らないけど

最高の人生だった、ってさ

馬鹿みたいな笑顔で

絶対そういってやろう

ほら、やっぱり簡単なことじゃないか

生きることなんて難しくない

人間いつかは死ぬんだからさ

今この瞬間にいなくなりたいって思っても

ちょっと一踏ん張りしてみようぜ

まだ見てないもの、いっぱいあんだろ

もったいないじゃん、見ないと

明日とか未来に希望を持って

誰がそれに文句いう権利なんかあるんだよ

そう思うことができたなら、やってみようぜ

いつその瞬間がきても

笑ってさ

「じゃぁな、下らない世界」

っていってやれるように

最高の人生ってやつ、楽しんでやろうじゃん

どうせ生まれたんだ

いつか死ぬんなら

そう、生きて行こう